太鼓の達人の世界大会の決勝に中国や韓国などからもプレーヤーが参加するなど世界的な人気がある(14日、東京・浅草)

バンダイナムコホールディングス子会社でゲームセンター事業を展開するバンダイナムコアミューズメントは16日、アーケードゲーム機「太鼓の達人」を11月から北米で販売すると発表した。バンダイナムコグループの現地法人が米国内で製造し、現地ゲームセンター事業者向けに出荷する。アジアやオセアニアなどではすでに展開している。

米国ではスマートフォンや家庭用ゲーム機向けは既に展開している。日本のアニメ楽曲の人気が米国内で高まっていることなどからアーケード版も販売することにした。国内やほかの地域同様にオンラインアップデートに対応するほか、プレー履歴などを記録する世界共通のユーザー認証カードも使える。

2020年のバージョンアップ時から横書きレイアウトへ変更や言語対応の拡張など北米展開に向けて準備をしていた。

太鼓の達人は音楽のリズムに合わせて太鼓を叩き、正確性などのスコアを競う人気ゲーム。アーケード版は01年に国内で展開を始め、現在は中国やオーストラリアなど17カ国・地域で販売している。国内で約4700台、国外で約800台が稼働している。

14日には「太鼓の達人 ドンだー!世界一決定戦2024」が行われ、予選には15カ国・地域のプレーヤーが参加するなど、世界的に太鼓の達人の人気は高まっている。

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