サイバー攻撃で従業員などの氏名の情報が漏洩した

リクルートは16日、第三者によるサイバー攻撃で従業員などの氏名の情報が漏洩したと発表した。取引先顧客に関する情報の漏洩や従業員などの情報を使った二次被害などは確認されていないとしている。

7月9日に不動産情報サイト「SUUMO」が一部エリアで提供している実証実験中の不動産会社向けサービスのサーバーに対し、第三者による不正アクセスを検知した。システムを停止して調査したところ、従業員などに関する情報漏洩があると判明した。

漏洩したのは2007年以降に住宅領域のサービス開発や保守に携わったリクルートや業務委託先の従業員のローマ字表記の氏名で1313件になる。退職者や離任者も含む。当該サービスについて、「サーバーの再構築・再点検を実施しセキュリティー対策を一層強化する」としている。

同社は6月下旬にもサイバー攻撃により電子決済サービス「Air(エア)ペイ」など主要サービスが一時使えなくなったと明らかにしている。この事案と今回の漏洩の関連性については明らかにしていない。

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