HIOKIが16日発表した2024年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比24%減の26億円だった。中国で電気自動車(EV)の市場成長が鈍るなかバッテリー生産向けの設備投資が減速し、主力の電子測定器の需要が落ち込んだ。

売上高は8%減の186億円だった。前年同期は半導体不足の解消を追い風に収益を伸ばしており、1〜6月期では反動を受けた側面もある。

財務担当者は「受注は23年7〜9月期が底となり、その後は回復傾向が続いている。新製品を相次いで投入した効果も見込む」と説明した。

24年12月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上高が前期比2%増の400億円、純利益が微増の63億円を見込む。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。