井関農機は18日、2024年12月期の連結最終損益が31億円の赤字(前期は2900万円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想は4億円の黒字で、一転して最終赤字に転落する。生産拠点の再編や人員整理などの構造改革費用として約35億円を計上するのが主因。配当予想は据え置いた。
構造改革は国内の農業機械の需要減少に対応したもの。コンバインなどの組み立て工程を愛媛県の製造所(松山市)に集約し、熊本県の製造所(熊本県益城町)での生産を終了する。45歳以上の正社員や定年を迎えたシニア社員など全体の約8%にあたる80名程度の希望退職を募る。27年には営業利益率5%以上を目指す。
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