原子力発電所の使用済み核燃料を受け入れる全国初の中間貯蔵施設(青森県むつ市)を巡り、宮下宗一郎知事が操業を認める意向を表明したことについて、運営会社であるリサイクル燃料貯蔵(RFS、むつ市)の高橋泰成社長は31日、「(知事の)判断に感謝したい」と述べた。本社で記者団の質問に答えた。
同社は東京電力ホールディングスと日本原子力発電が出資している。RFSが中間貯蔵施設を稼働させるためには、県と立地自治体のむつ市との「安全協定」の締結が前提となっていた。宮下知事は29日の記者会見で「締結は妥当」と述べ、8月9日に締結することが決まった。高橋社長は「地元の信頼が大事。安全協定を結ぶことで、地域の皆さんの安心にもつながる」と話した。
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