KADOKAWAは5日、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を含むサイバー攻撃により約25万人の個人情報の漏洩を確認したと発表した。通信制高校「N高等学校」「S高等学校」などの在校生や卒業生、保護者らの氏名や住所、進学先などのほか、子会社のドワンゴ全従業員の個人情報などが含まれる。

KADOKAWAはこれまで情報漏洩について調査中としており、今回初めて外部に流出した件数を公表した。クレジットカード情報の漏洩は確認されていない。

サイバー攻撃の原因については、現時点で経路や方法は不明としたうえで、大手セキュリティー専門企業の調査では「フィッシングなどの攻撃でドワンゴの従業員のアカウント情報が窃取されてしまったと推測される」とした。

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