プライベートな時間に仕事の連絡が来ることに抵抗感があるアルバイトが一定数いることがわかった

人材サービス大手のディップとシステム開発のアイリッジは6日、アルバイトとして働く人を対象に実施した意識調査の結果を発表した。個人SNS(交流サイト)での業務連絡について、アルバイトの4割が「望ましくないと思う」もしくは「できるだけ分けるべきだ」と答えた。SNSで仕事上のつながりを持つことに抵抗感や不安を抱える姿が浮き彫りになった。

調査は7月8〜16日にインターネットで実施し、アルバイトをしている15〜49歳の男女から回答を得た。有効回答数は7016件だった。

LINE(ライン)など個人SNSで業務上のやり取りをすることについて尋ねたところ、「特に気にしない」は51.0%だったが、「できるだけ分けるべきだ」は27.8%、「望ましくないと思う」は14.2%と計4割超が抵抗感を示した。

飲食業や販売業で働く人で、個人SNSでの業務上のやり取りを「望ましくないと思う」理由としては、「プライベートな時間に仕事の連絡が来るのが嫌」が46.9%と最も多かった。「SNSは個人的なつながりの人のみにとどめておきたい」は年代別で10代が42.9%と首位だった。

SNSでの業務連絡を「望ましくないと思う」と回答した飲食業や販売業で働く人のうち、33.1%が自身の意に反してLINEアカウントを教えた経験があると回答した。

ディップ総合研究所の森亜由葉専任研究員は「雇用者はアルバイト従業員のプライベート空間にできるだけ入らないよう、どのようなやりとりが適切か話し合う環境をつくるのが望ましい」と述べた。

【関連記事】

  • ・タイミー上場、海外投資家を開拓 安定株主増やし成長へ
  • ・アルバイト時給高騰、あなたの街は? 5年前に比べ3倍も

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。