円安で国内の原油・天然ガスの販売単価が上がる

石油資源開発は8日、2025年3月期の連結純利益が前期比18%減の440億円になりそうだと発表した。従来予想から12億円上方修正した。7月以降の想定為替レートを1ドル=145円と従来の想定より5円円安方向に見直したことで、国内で生産する原油や天然ガスの販売単価が高まり利益の押し上げにつながる。

売上高の予想は10%増の3584億円と210億円引き下げた。イラクの油田開発事業で想定よりも販売量が落ち込む。

同日発表した24年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比12%減の114億円だった。49.9%を出資していたノルウェーの石油・ガス開発会社がのれんの減損損失を約10億円計上したことを受け、持分法投資損益が悪化したことが響いた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。