三井金属は8日、2025年3月期の連結純利益が前期比65%増の430億円になる見通しだと発表した。従来予想を210億円上回る。金属価格の上昇に加えて、半導体パッケージ基板などに使われる銅箔も伸びる。有価証券売却益(92億円)の計上も寄与する。配当は10円増の150円と、従来予想から5円積み増す。

売上高は6%増の6850億円と450億円上方修正した。半導体パッケージ材料などに使われる銅箔の値上げ効果や円安による利ざや拡大で機能材料事業が好調だ。金属価格の上昇で金属事業も伸びる。

同日発表した24年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比15%増の1698億円、純利益が8倍の221億円だった。

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