東映は7月に展示会「ライセンシングジャパン」に初出展するなど、コンテンツ事業の強化を進める

東映が9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、営業利益が前年同期比43%増の80億円だった。「THE FIRST SLAM DUNK」「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」といったヒット映画の国内配信の権利収入など、利益率が高いコンテンツ事業が伸びた。「鬼太郎」は関連商品の物販も好調で利益を押し上げた。

前年同期に税効果会計の適用があった反動で、純利益は4%減の40億円だった。

売上高は2%減の423億円だった。自社製作作品の配給などの映画事業の売上高は62%減の10億円にとどまった。5月に公開した「帰ってきた あぶない刑事」は好調だったが、興行収入が100億円を超える大ヒット作があった前年同期の反動が出た。

映画館運営などの興行関連事業も売上高は22%減の45億円となった。前年同期にあった「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」などのヒット作が少なかった。

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