銀座カリーシリーズの新商品発表会に出席したグローバルフードソリューション事業本部長の三井基史執行役員㊧ら(東京都中央区)

明治は21日、レトルトカレー「銀座カリー」を刷新し、電子レンジでの調理に対応できるようにすると発表した。合わせてレトルトのシチューや冷凍食品のオムライスなど新商品7品を「銀座」ブランドで発売する。発売30周年に合わせてブランド力を高め、売り上げ拡大につなげる。

26日販売分から銀座カリーシリーズで展開する5品を刷新する。従来は湯煎などで温める必要があったが、電子レンジでも調理できるパッケージを採用した。さらに牛肉などの具材を増量したほか、隠し味にカカオを使用して減塩した。定番の「銀座カリー中辛」の希望小売価格は刷新前の302円から389円に引き上げる。

「銀座洋食」シリーズとしてレトルトと冷凍食品で4品を新たに発売する。レトルトでは「ビーフシチュー」と「クリームシチュー」(いずれも希望小売価格518円)を26日に、冷凍食品では「オムライス」と「ビーフストロガノフ」(いずれもオープン価格)を今月下旬に発売する。

銀座カリーブランドは30周年の販売促進と2月発売の「大辛」の追加で第1四半期(4〜6月期)は販売金額、数量ともに2ケタ増と好調に推移した。21日に都内で開いた新商品発表会でグローバルフードソリューション事業本部フローズン・食品事業部長の林聡史氏は「おいしさ、利便性、安心をさらに高めることで今後もご愛顧いただきたい」と話した。

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