パナソニックは日射量の予報に合わせて昼間にお湯を沸かすエコキュートを発売する

パナソニックは23日、太陽光発電設備と組み合わせて使う高効率の電気式給湯器「エコキュート」の新機種を10月26日に発売すると発表した。日射量の予報に合わせて、太陽光の発電量が最も多い時間帯に自動でお湯を沸かす機能を新たに搭載した。電力の自家消費を促進することで、従来品と比べて電力会社から購入する電力量を約2割削減した。

従来品は利用者の設定した時間帯にお湯を沸かしていたため、発電量が少ない場合には電力を購入する必要があった。新機種では専用のアプリを通じて日射量の予報と連携させると、最も日射量の多い時間帯に自動でお湯を沸かすことができる。

給湯圧力やタンク容量の異なる計4機種を販売する。希望小売価格は104万9400円(工事費別)から。パナソニック傘下の空質空調社・水ソリューションズビジネスユニット(BU)の福永敏克BU長は「電力会社などと連携して消費者に売り込み、パナソニックのエコキュート販売の底上げにつなげたい」と話す。

夜間にお湯を沸かす一般的なエコキュートに対し、太陽光由来の電力を活用して昼間にお湯を沸かすエコキュートは「おひさまエコキュート」と呼ばれる。パナソニックは2022年からおひさまエコキュートを販売している。

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