トヨタ自動車労働組合は2日、オンラインで定期大会を開催した。鬼頭圭介執行委員長は、トヨタで認証不正が発覚したことについて「会社と一緒になって信頼回復に努める。職場実態を正しく把握するために丁寧に声を聞き、その裏にある課題をあぶり出す」と強調した。

トヨタは6月、車の大量生産に必要な「型式指定」の申請を巡り、「ヤリスクロス」など7車種で不正行為があったと公表した。7月末には新たに7車種で不正が見つかり、生産・販売面で影響が出ていた。

定期大会には約700人が出席し、9月から1年間の運動方針について確認した。前期に引き続き、職場の風土改善や、柔軟なキャリア形成に取り組む。2025年の春季労使交渉での要求方針は、同年1月末ごろに決定する。

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