渋谷区は電柱の落書きの消去に力を入れている

東京都渋谷区は電柱の落書き対策強化のためNTT東日本東京南支店、東京電力パワーグリッド渋谷支社と協定を結んだ。渋谷駅周辺や代官山、神宮前の一定のエリア内は区が事後報告をするだけで、両社が管理する電柱の落書きを消せるようになった。従来は事前申請が必要で、落書きの消去作業までに1週間ほどかかっていた。

区は2024年度から区民や企業、ボランティア団体などと「らくがき消去サポーター」を立ち上げ、街の落書き消去活動を推進している。落書きは放置するとさらにひどくなって景観が悪化するため、協定締結によってサポーターが素早く消せるようにした。

これまでは電柱のコンクリートに影響を与えない溶剤を指定するなど、その都度各社に相談したうえで消していたが、今回の協定で事前に使う溶剤も取り決めた。区は23年に鉄道施設の落書き対策で同様の協定をJR東日本とも結んでいる。

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