スター精密は主力製品のスイス型自動旋盤で新製品「SB-20RⅡ」を2025年6月にも発売する。基本性能やオペレーターの使いやすさを高めて多様な加工ニーズに対応する。数値制御(NC)装置部分を従来のファナック製仕様のほか、中国などアジア圏に多い三菱電機製仕様を加えた2モデルとすることで販路も広げる。
自動旋盤は高速で回転させた金属材料を工具で削り部品を量産する工作機械。主軸が移動するスイス型は長い材料に複雑な加工を施せる。同社のSBシリーズは自動車や情報通信機器、医療機器など国内外の幅広い業種の部品加工に使われ、累計販売台数が2万7000台を超すという。
新製品は最大加工径が20ミリメートルで、大きさは長さ2070ミリメートル、幅1095ミリメートル、高さ1775ミリメートル。本体標準価格は両モデルとも910万円(税別)で年間2500台の販売を目指す。
三菱電機仕様向けに遠隔で監視・操作できるスマートフォンやタブレット用アプリも開発した。
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