ジヤトコのユニットはモーターと変速機が一体化しており後輪側に取り付ける

自動車変速機大手のジヤトコは電動自転車向けのユニットを自転車メーカーのホダカ(埼玉県越谷市)に供給し、2025年に国内で1000台を投入する。ホダカが11日に都内で開いたバイヤー向けの展示会で、同ユニットを搭載した試作品を公開した。将来的には搭載する自転車の種類を増やし、年間1万台の販売を目指す。

8月に量産ビジネスの実現に向けた覚書(MOU)を結んだ。9月以降ユニットをホダカに供給し、同社のクロスバイクに搭載して検証を進めている。ジヤトコの電動アシストユニットはモーターと変速機を一体化したのが特徴で、後輪の車輪中心部に取り付ける。

ホダカは売り上げの7割をクロスバイクが占めるなどスポーツタイプに強みをもつ。担当者は「パーツ数が多く重い従来のユニットはスポーツタイプとの相性が悪かったが、ジヤトコの一体型ユニットは消費者が求める見た目の良さに応えられる」とする。

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