三井不動産は17日、東京メトロ東銀座駅近くに建設したホテル「三井ガーデンホテル銀座築地」をメディア向けに公開した。長期滞在に対応するため、すべての部屋に洗濯乾燥機や電子レンジなどの生活家電を設置した。客単価が高いインバウンド(訪日外国人)の連泊需要を取り込む狙いだ。
30日に開業する。長期滞在の拠点としての利用を想定しており、全183室に生活家電を備えたほか、一部の部屋ではIH調理機器やキッチンも設置した。大浴場では立ったまま使えるシャワーブースや視線を隠せる間仕切りを設け、日本式の風呂に慣れていない海外の利用客でも使いやすいようにした。
標準タイプの「スタンダードクイーン」で1室あたり1泊3万3000円程度を見込む。三井不は三井ガーデンホテルのリブランディングを進めており、付加価値を高めて客単価を引き上げる戦略をとる。
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