スノーピーク(新潟県三条市)は、釣り用具を扱うニュージーランドのスウィフトフライフィッシングカンパニーを子会社化した。スウィフトは疑似餌の毛針(フライ)を使うフライフィッシング用具の企画や開発、製造を手がける。子会社化によって、キャンプと釣りを楽しむ新たなアクティビティーの開発や提供に力を入れる。
このほど、スウィフトの全株式のうち68.64%を取得し子会社化した。フライフィッシングは、針に動物の毛や鳥の羽根を巻いて昆虫や小魚に似せたフライを使って魚を釣る。スウィフトはフライフィッシング業界のなかでも高価格帯のブランド「Epic」を展開している。移動や遊び、食事などをパッケージ化したアドベンチャーツーリズムの企画も手がける。
スノーピークはアウトドア体験の一つとして、キャンプと釣りを楽しむ「キャンプフィッシング」を提案してきた。スウィフトのブランド力や製品力を活用し「新たな体験価値の創出と提案を進めていく」としている。
スノーピークは米投資ファンドのベインキャピタルと組んでMBO(経営陣が参加する買収)を実施し、7月に上場廃止となった。海外事業やM&A(合併・買収)も活用したビジネス領域の拡大を図っている。
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