日銀では19日に金融政策決定会合の初日の会合が開かれ、植田総裁をはじめ9人の委員は前回7月に追加利上げを決めたあとの経済・物価の情勢や金融市場の動向について議論したとみられます。
アメリカでは中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が18日、通常の2倍にあたる0.5%の利下げを決め、19日の東京市場では日本の景気にとっても追い風になるという見方から株価が大きく上昇したほか円安ドル高が進みました。
一方、日銀内では前回、追加利上げを決めたころと比べると想定を超えるような物価上昇のリスクは小さくなっているという意見が多く、市場では、今回日銀は政策金利を据え置くのではないかという見方が広がっています。
日銀は20日、当面の金融政策を決定して公表します。
アメリカが大幅な利下げに踏み切る中、日銀の決定内容や植田総裁がこの先の政策の見通しについてどういった見解を示すのかが焦点となります。
また、前回の追加利上げのあと、株価が急落するなど金融市場が混乱しましたが、日米の中央銀行の決定を受けた株式市場や外国為替市場の反応も注目されます。
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