スマートICOCAの利用者は、モバイルICOCAの普及で減少傾向だった

JR西日本はクレジットカード経由で入金(チャージ)できる交通系ICカード「スマートICOCA(イコカ)」の販売を、12月12日で終了すると発表した。クレジットカードでのチャージ機能も2026年度をめどに終了する。同等以上の機能をスマートフォンに搭載した「モバイルICOCA」が普及し、利用者が減少していた。

スマートICOCAは06年2月から発行され、チャージ機で現金を用いずにチャージ可能な「クイックチャージ」機能が特徴。24年3月時点で約95万人の会員がいる。クイックチャージ機能の終了後は通常のICOCAとしてのみ利用できる。

JR西は23年3月、スマホで改札機通過やチャージが可能となる「モバイルICOCA」をリリース。定期券の購入や乗車履歴の照会がウェブ上でできる。JR西グループの「WESTER(ウェスター)ポイント」をためたり利用したりでき、24年8月末時点で利用者は合計203万人にのぼる。

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