大阪市高速電気軌道（大阪メトロ）は25日から、人工知能（AI）を使って車椅子や白杖の利用客を検知し、支援に役立てるシステムを導入する。改札口に常時、駅員がいない駅などを中心に2024年度末までに56駅に取り入れる。利用客のサービス向上と少ない人員での駅の運営にもつなげる。

車椅子や白杖を検知すると、駅員のパソコンに通知が届く

このシステムは改札口に設置している防犯カメラの映像をAIが解析して車椅子や白杖を検知し、駅員室のパソコンに通知する。駅員が映像を確認し、切符の購入や改札の通過の手助けなどサポートや見守りに役立てる。まずは長堀鶴見緑地線のドーム前千代崎駅に導入する。

大阪メトロの清水賢之・運輸企画課長は「改札に駅員がいないときでも、障害を持っている人が駅を快適にスムーズに利用できるようになるといい」と話す。

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