松竹は11日、2024年2月期の連結純利益が前の期比45%減の30億円になったと発表した。従来予想(66%減の18億円)よりも減益幅が小さくなる。自社配給の映画2作品がヒットしたことやコストを減らしたことなどが寄与した。子会社が運営する映画館の工事費用が想定を上回り約9億円の特別損失を計上したが、吸収した。

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の2作品が興行収入約40億円と想定以上の大ヒットとなった。新型コロナウイルス禍からの回復が進んで演劇事業や不動産事業も堅調に推移した。一部の配給作品と映画館事業の興行収入が想定を下回ったことから、売上高は9%増の854億円と23億円下方修正した。

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