関係者によりますと、みずほフィナンシャルグループは傘下の銀行を通じてアメリカの資産運用会社「ゴラブ・キャピタル」に出資し、提携する方針を固めました。

この資産運用会社は、株式などの運用ではなく企業などに直接融資をする「ダイレクトレンディング」と呼ばれる運用に強みがあり、運用する資産は700億ドル、日本円で10兆円規模です。

みずほは5%未満の出資とする方針ですが、海外の運用商品を増やし富裕層など日本の顧客向けに販売することで、ビジネスを一気に強化するねらいです。

政府が「資産運用立国」を掲げ貯蓄から投資の流れを加速させようとする中、金融庁も国内の金融機関に対して顧客本位の商品づくりや運用力の向上など資産運用ビジネスの高度化を求めています。

今回のみずほに続き、今後国内の金融業界で買収や提携によって、この分野を一段と強化する動きが相次ぐことも予想されます。

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