「ふくしまの」の成田社長(左から2人目)と吉本のお笑い芸人(26日)

福島県産品を全国に広めることを目的に地元経済界の関係者が設立した「ふくしまの」(福島県郡山市)は26日、吉本興業と連携して、福島産農産物などを全国で販売する事業を始めると発表した。

ふくしまのは橋梁メーカー、矢田工業(郡山市)の成田英樹専務ら地元経済界の3人で設立した。福島県内外の企業と連携し、福島産品を使った商品を開発する。吉本は商品のPRや開発に協力する。

まず夏ごろ、郡山市の特産品を使った漬物「ジャンボなめこのお漬物」を発売する。京都市の漬物メーカーの西利と共同開発した。

札幌市のアイビック食品とは、郡山市の郷土料理「汁重(つゆじゅう)」をベースに、具材を福島の野菜にこだわった「ベジじゅう」を開発した。秋をめどに発売する。

商品は福島県内外のスーパーや駅売店などでの販売を計画する。価格などは今後詰める。ふくしまの社長を務める成田氏は「福島の可能性を全国に発信したい」と話している。

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