IHIは24年3月期の業績予想を修正した

IHIは26日、2024年3月期の連結最終損益が690億円の赤字(前の期は445億円の黒字)になったと発表した。従来予想より210億円増となり、赤字幅が縮小する。車両過給機(ターボチャージャー)事業では原材料価格の高騰を販売価格に転嫁する取り組みが進んだため。繰り延べ税金資産の計上額の見直しも寄与した。

売上高に相当する売上収益は100億円減の1兆3200億円(前の期は1兆3529億円)とした。営業損益は710億円の赤字(同819億円の黒字)と従来予想より90億円増となる。年間配当金は前の期比10円増の100円を維持するとした。

24日に発表した子会社のIHI原動機(東京・千代田)でのデータ改ざんについては、業績への影響は精査中。今後の調査結果を踏まえて公表する。

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