カナダのスポーツアパレル大手、ルルレモン・アスレティカが19日、大阪・心斎橋に新店舗を開く。国内10店舗目で初の旗艦店と位置づける。12月には東京・渋谷にも旗艦店を開く計画で、健康意識の高まりなどを背景に日本市場を開拓する。
ルルレモンはヨガウエアなどを手掛け、日常着でも使いやすいシンプルなデザインが人気を集める。25を超える国・地域で事業を展開し、2024年1月期の売上高は約96億ドル(約1兆4000億円)だ。
関西では大阪・梅田の商業施設「ルクア大阪」や大丸心斎橋店に出店してきた。新店舗「ルルレモン御堂筋」は地下1階、地上2階の3フロアで、延べ床面積が607平方メートルと国内最大になる。ヨガやゴルフ、テニス向けからカジュアル衣料まで幅広くそろえ、既存店舗に比べて男性向け商品も多く扱う。
新店舗は梅田と難波を結ぶ御堂筋に面し、「みってらさん」の愛称で親しまれる三津寺に隣接する。「ルルレモン渋谷」はスクランブル交差点近くに開く計画だ。
日本法人のスチュワート・テューダー社長は「日本はアジア太平洋地域の中核市場で、出店計画を強化している。2つの旗艦店は日本全国でルルレモンが拡大していくための土台づくりになる」と強調する。
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