SMKは25年3月期の最終損益見通しを上方修正した(写真はSMKのモジュール)

電子部品を手がけるSMKは29日、2025年3月期の連結最終損益が2億円の黒字(前期は4億8900万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想は損益はトントンだった。海外工場での人員削減などが寄与したため。期末に創立100周年の記念配当を実施し、年間配当は40円増の140円と従来予想から40円積み増す。

売上高は3%増の480億円と従来予想から20億円下方修正した。ブルートゥース(近距離無線通信)を受信する部品などが振るわない。利幅の大きいコネクターなどの構成比が増え、営業損益は2億円の黒字(前期は12億円の赤字)と従来予想から4億円引き上げた。

同日発表した24年4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比2%増の236億円、最終損益は2億8700万円の赤字(前年同期は10億円の黒字)となった。タブレット端末向けのコネクターなどは堅調だった。

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