名古屋市内の主要百貨店4社5店が1日発表した10月の売上高(速報値)は、前年同月比1%減の373億円だった。気温が高く推移した影響で、コートなど秋冬衣料が振るわなかった。

JR名古屋高島屋の売上高は1%増の169億円だった。新規催事が好調だったが、衣料品が伸び悩んだ。松坂屋名古屋店は同6%減の103億円で、ふとんなど家庭用品が前年割れだった。

名古屋三越の栄店、星ケ丘店の両店を合わせた売上高は2%増の69億円だった。円安のほか、中国の国慶節(建国記念日)でインバウンド(訪日外国人)が増えた。名鉄百貨店は北海道物産展など食品が伸びた。

気象庁は向こう1カ月、寒暖差があると見込む。JR名古屋高島屋の担当者は「11月以降は売り逃しがないようにしたい」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。