東急不動産は渋谷サクラステージの持ち分売却などが利益を押し上げ25年3月期業績予想を上方修正した

東急不動産ホールディングスは5日、2025年3月期の連結純利益が前期比6%増の730億円になる見通しだと発表した。従来予想を30億円上回る。複合施設の持ち分売却に加え、好調なホテル事業や住宅事業が業績を押し上げる。年間配当は34円(前期は31円)とし、従来予想から2円引き上げた。

売上高は3%増の1兆1400億円の見通しで従来予想から100億円上方修正した。営業利益は12%増の1350億円で、従来予想は1300億円だった。今年7月に開業した渋谷サクラステージ(東京・渋谷)の区分所有権を下期に売却する。ホテル事業はインバウンド(訪日外国人)の増加、住宅事業はマンション価格の高騰で好調に推移する。

同日発表した24年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比3%増の5032億円、純利益は35%減の250億円だった。オフィスや物流施設の売却があった前年同期からの反動で減益となった。

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