低温で水分を蒸発させる「エバポレーター」など最先端の調理器具をそろえた(7日、東京都中央区)

東京建物は7日、スペインの高等教育機関「バスク・カリナリー・センター(BCC)」と組み、世界最先端の調理法などを学べる教育施設を東京・八重洲に開設したと発表した。将来的にフード系スタートアップなどの集積につなげる狙いがある。

東京駅に近い自社ビル内に開設した。低温で水分を蒸発させる「エバポレーター」や食材ペーストを層状に積み重ねる「3Dフードプリンター」など最先端の調理器具をそろえた。日本語と英語で2〜3時間のレッスンを提供し、参加費は5000〜1万円程度を想定している。

日本の食文化や歴史に合わせた独自プログラムも開発する。飲食店やホテル、外食企業などの利用を見込む。食に関係する領域の人材育成拠点として存在感を高め、東京建物がオフィスを多く開発する八重洲エリアのにぎわいを創出する。

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