BSNアイネット(新潟市)は11月から、青森県内で水道の自動検針サービスの実証試験を始めた。対象となる家庭の水道メーター付近に専用の発信器を取り付け、遠隔で水道使用量のデータを測る。検針員が現地を訪れてメーターを確認する手間が省け、人手不足と業務の効率化につながる。

BSNアイネットが提供するサービス「水道ポータル」を活用し、青森県や東北電力ネットワーク青森支社と共同で始めた。対象は同県黒石市、むつ市など3市1町の一部家庭で、各戸にスマートメーターを設置して2025年2月末まで実証する。データで管理することで、水道利用者はスマートフォンから過去の使用量や支払い推移などの使用状況を確認できる。

水道ポータルは全国の8水道事業体が導入しており、24年度中には新潟県内を含む15事業体に増える見込み。地方を中心に検針員が不足しており、水道業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を提案していく。

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