車載用メーターなどの日本精機が11日発表した2024年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比55%減の7億5000万円だった。海外を中心としたインフレによる原材料価格の上昇に加え、製品への価格転嫁分が同期までに反映しきれていないなどで利益を押し下げた。9月ごろの円高傾向で為替差損を計上したことも影響した。

売上高にあたる売上収益は前年同期比2%増の1524億円だった。主力の車載部品事業の売上収益は2%増の1237億円。二輪車用計器の販売はインドネシアやベトナムといった東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で堅調に推移した。

25年3月通期の連結業績は、純利益が前期比25%増の66億円、売上収益は1%減の3100億円の従来予想を据え置いた。

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