製作した動画を発表する「はらぺここまち」のメンバー(14日、秋田市)

秋田市内の老舗ホテルと学校法人が連携し、インバウンド(訪日外国人)向けにホテルサービスを発信する動画が14日、完成した。SNS(交流サイト)を使い、秋田を訪れたことがない外国人に地域や施設の魅力を簡潔にわかりやすく伝えられるように工夫した。

連携したのは秋田キャッスルホテル(秋田市)と学校法人コア学園・秋田コアビジネスカレッジ。学生が5チームに分かれ、同ホテルの立地場所や周辺情報、客室、料飲施設について60〜90秒の動画にまとめた。施設内容や魅力を英語のナレーションと字幕で紹介している。

ホテル側は今後増えると予想されるインバウンド向けの接客に役立てる。学校側には学生の地元ホテル業界への理解を深め、県内就職率を底上げする狙いもある。

5チームのうち、ホテルを紹介した「はらぺここまち」の動画が最も優れた作品に選ばれた。秋田キャッスルホテルは12月1日から2025年3月末まで、画像共有アプリ「インスタグラム」の同社公式アカウントに掲載する予定だ。

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