ヤマトホールディングス(HD)は羽田空港で、生成AI(人工知能)キャラクターが手荷物の一時預かりや観光を案内する実証実験を始めた。デジタルサイネージに映し出されたキャラクターに話しかけると、音声と文字で回答してくれる。スタッフの負担を減らし、訪日観光客の旅行を支援する。実証実験は12月8日まで。
AIを用いたサービスを開発するスパイラルAI(東京・千代田)と共同で実験する。同社はヤマトHDが共同で運用しているファンドから2023年に出資を受けている。
羽田空港第2、第3ターミナルのヤマト運輸の手荷物カウンターに設ける。言語は日本語、英語、中国語のいずれかに対応する。羽田空港の施設や鉄道、「宅急便」の発送なども案内する。訪日客が増えるなか、多言語で対応する必要があるため、スタッフの業務負荷が重くなるなどの問題が生じていた。
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