Meiji Seikaファルマは新型コロナワクチン「コスタイベ筋注用」の国産化を目指す=共同

明治ホールディングス傘下のMeiji Seikaファルマは14日、ワクチンの開発製造受託(CDMO)を手掛けるARCALIS(アルカリス、福島県南相馬市)に出資したと発表した。出資比率や金額は非公表。新たなパンデミック(世界的大流行)に備え、ワクチンの国内生産に向けた体制を整える。

両社は新型コロナウイルスのワクチン開発に使われたメッセンジャーRNA(mRNA)技術の活用で連携する。アルカリスが南相馬市の拠点で原薬をつくり、Meiji Seikaファルマが製剤化する。海外の製造に頼るmRNAワクチンを国産化する狙いがある。

Meiji Seikaファルマは新型コロナの変異型に対応したワクチン「コスタイベ筋注用」の承認を9月に取得した。12月から国産品の出荷を始める予定で、現在は製造販売承認事項の一部変更を国に申請中だ。

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