テルモは中国の杭州工場で生産する製品を拡大する

テルモは15日、同社が中国・杭州に持つ工場で、血液・細胞テクノロジー領域の製品の生産を始めると発表した。血液センターや病院向けに販売する成分採血装置や血液の成分を分離する装置のほか、使い捨ての医療製品も生産する。

成分採血装置などの製品は、従来は米国など海外の生産拠点から中国に輸出し、販売してきた。中国の医療水準の向上で、需要が広がっていることに対応する。杭州工場ではポンプ用輸液セットや、人工肺などを既に生産している。中国では国産品を優遇する動きが広がっており、現地での生産体制を拡大する。

テルモは1995年に杭州の工場を設立した。北京にも工場を持つ。2024年3月期時点で、売上高のうち中国事業は9%を占める。

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