積水ハウスは15日、地域ごとの複数の事業会社で賃貸住宅事業と併存していた不動産事業を集約して分社化すると発表した。2025年2月1日付で事業会社のうちの1社の商号を「積水ハウス不動産」に変更し、全国の不動産事業を移管する。戸建て住宅用などの土地を仕入れる専門家を育成するほか、仕入れも迅速化する。

積水ハウス不動産グループには約3000人の社員が所属する予定だ。これまでは不動産事業の人員が賃貸住宅など他の事業に異動することも多かったが、今後は異動を少なくすることで専門人材を育成する。国内で他のデベロッパーや不動産仲介業者と土地の売買競争が激化しており、不動産事業を集約して対抗する。

賃貸事業は東京や関西、九州など各地域の事業会社が束ねる体制とする。

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