香川県琴平町と「四国こんぴら歌舞伎大芝居」推進協議会は25日、2025年4月の第38回公演の概要を発表した。中村獅童さんが初めて出演する。同町は入場券をふるさと納税の返礼品にして全国にアピールする。開催時期は同年4月4〜20日で10日は休演日となる。
演目は第1部が「彦山権現誓助剣 毛谷村」「新皿屋敷月雨暈(あまがさ) 魚屋宗五郎」。第2部が「蜘蛛(くも)の拍子舞 長唄囃子(はやし)連中」「眠駱駝(らくだ)物語」となる。
JTBとJR四国は12月2日に入場券を含む旅行商品の販売受け付けを始める。入場券と弁当、記念品の観劇セットは25年1月9日から受け付ける。入場券のみの取り扱いは同年2月15日からとなる。入場券は1万2000円から。
こんぴら歌舞伎は1835年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」で開催される。20〜23年は開催中止・見送りとなっていたが、24年は5年ぶりに再開された。
琴平町の片岡英樹町長は「(今年は)5年ぶりに再開し、唯一無二の芝居だと改めて実感した。江戸の歌舞伎の世界を多くの皆さんに堪能していただきたい」と語った。
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