和牛生産の熟豊ファーム(島根県雲南市)が手がけるサステナブル和牛「熟」が、英国ロンドンで開かれた国際品評会「ワールドステーキチャレンジ」の和牛部門で金メダルを受賞した。世界最高峰のステーキを決める品評会での最高賞となる。同社は「世界基準で味が認められたことはうれしい」としている。
同品評会は2015年から開催されており、新型コロナ禍で中止となった20年を除き今年で9回目となる。日本のほか欧州やオーストラリアなど約30カ国から参加。生産者名や原産国などを匿名にしたうえで、食肉の専門家らが味や品質などを審査した。
熟豊ファームは今回、同社の商品を取り扱う銀閣寺大西(京都市左京区)と共同で初出品した。熟は繁殖を終えた雌の和牛(経産和牛)を仕入れ、飼料を工夫するなどして肉質を向上させ、国内外に出荷している。
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