発表によりますと、来年4月以降に出荷、または納品するビールや発泡酒、それに缶チューハイなどを対象に、
▽アサヒビールは5%から8%
▽キリンビールは5%から12%程度
▽サントリーは4%から11%、
それぞれ出荷価格を引き上げるということです。

これはアルミなどの資材価格に加え、配送にかかる物流コストなどが上昇しているためで、大手3社がビール類の値上げを行うのは去年10月以来、1年半ぶりになります。

去年10月の酒税法の改正でビールの税率は段階的に引き下げられていますが、資材価格や物流コストの上昇に伴う値上げが実質的にそれを打ち消す形となっています。

ビール各社は「事業全体でコストの削減や生産性の向上に努めてきたが、企業努力だけで上昇分を吸収することが困難となった。品質の維持と安定的な供給を続けるため、価格の改定を決めた」などとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。