帝国データバンク大阪支社は6日、ユニチカが撤退すると表明した繊維事業などの取引先が約2万社にのぼると発表した。ユニチカの納入先企業の販売先である2次取引先を含む。直接取引する企業は664社におよぶという。

同支社は「ユニチカの繊維事業は染色などの加工を依頼する取引先も少なくない。事業譲渡などがかなわなければ、商品供給面で販売先にも影響がおよぶ」とした。

ユニチカは11月28日に衣料用などの繊維事業に加え、不織布など機能資材事業の大部分から撤退すると発表した。帝国データバンク大阪支社は、両事業で取引関係のある企業を抽出。仕入れ・外注先が256社、販売先が454社、2次取引先が1万8506社にのぼるとした。業種別では製造業や卸売業、小売業が多くを占める。

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