電子部品の日本航空電子工業は10日、車載向けコネクターの新製品の販売を始めたと発表した。電線数が12本あるタイプのもので、顧客の要望に応える形で開発した。今後、電線数が8本あるタイプも2025年以降に取り扱いを始める。
20年から販売する「MX80シリーズ」に電線数が12本のものを追加した。同シリーズは防水性能が高く、自動車や農業機械、建設機械などで使われている。電線数は12本に増やしたが、端子の配列を2列にしたことで接続部分の幅は従来製品とほぼ同等の1センチメートル程度に抑えた。電動化で自動車に搭載される電子機器が増えており、コネクターを小さくすることが求められている。価格や目標販売数は非開示。国内の工場で生産する。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。