東京電力ホールディングス(HD)は12日、柏崎刈羽原子力発電所6号機(新潟県)で施設内に引き込む電源の増強工事が遅れると発表した。2025年1月〜26年12月の工期を26年10月〜27年3月へ変更した。原子力規制委員会から詳細設計の認可を得ないと着工できず、当局への申請に時間がかかるためとしている。
国は新規制基準のなかで、原発の電源を1本増やして計3系統とするよう求めている。規制委が原発全体の工事の詳細計画を認めてから5年以内に完成させる必要がある。同6号機は29年9月が期限で、超過すると完成まで原発を動かせなくなる。
柏崎刈羽では7号機も25年4〜9月に電源の増強工事を計画するが、規制委への詳細設計の申請は終わっていない。7号機の設置期限は25年10月中旬となっている。
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