NECは19日、中国や日本、フィリピンなどを結ぶ光海底ケーブルの建設を完了し、ソフトバンクなどが参加するコンソーシアムに引き渡したと発表した。総延長距離は約1万キロメートル。アジアで急増する通信需要に対応する。
シンガポール、タイ、ベトナムも結ぶ。最新の大容量伝送技術を用い、通信容量は毎秒160テラビット(テラは1兆、Tbps)を確保する。日本とシンガポールを結ぶ基幹システムとしては約8年ぶりに新設された。
コンソーシアムには中国電信(チャイナテレコム)やフィリピンのPLDTなどアジア太平洋の通信・IT(情報技術)会社8社が参加する。19日から海底ケーブルの運用を始めた。
NECは海底ケーブル市場で世界3強の一角を占め、特にアジア、太平洋地域で強みがある。子会社のOCC(横浜市)が海底ケーブルを製造している。
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