富士レビオは検査試薬のノウハウを持つ

エーザイと、H.U.グループホールディングス傘下の富士レビオ・ホールディングス(東京・港)は23日、検査薬の共同研究や実用化に向けての覚書を締結したと発表した。アルツハイマー病など神経変性疾患に対して、血液などで簡便に測定できる検査薬の開発や実用化を目指す。

富士レビオは神経変性疾患の研究や、検査試薬の開発で実績がある。血液からアルツハイマー病かどうかを調べられる試薬を米食品医薬品局(FDA)に承認申請しており、実用化を目指している。

富士レビオとエーザイはこれまでにも、脳脊髄液でアルツハイマー病を診断する検査試薬を共同研究してきた。エーザイは認知症の治療薬を実用化しており、それぞれのノウハウを持ち寄る。

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