京都信用金庫の円町支店では一部の敷地をマンション(奥)向けに売却した(京都市)

京都信用金庫は8日、京都市中京区の円町支店を新築開業した。旧店舗が老朽化していたことから建て替え、敷地の一部はマンション用地として売却した。6月からは窓口営業を午前のみとして午後は職員が個人の資産形成や法人の事業承継を含む取引先の課題解決にあたる「課題解決型店舗」として活動する。JR円町駅に近い立地を生かし、飲食ができる打ち合わせスペースを広く設けて顧客が気軽に立ち寄れるようにした。

円町支店は預金量が約354億円と京都信用金庫として中規模の拠点だ。融資では法人向けの取引が約7割を占める。京都信用金庫は課題解決型店舗を今後約2年間で全体の4割にあたる40店舗に増やす方針だ。現在は膳所支店(大津市)のみだが、6月から円町支店を含めて21店舗に増やす。榊田隆之理事長は「限られた人員の中でいかに店舗を生かしたサービスを充実させていくか考えている」とする。

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