リンコーコーポレーションが10日発表した2024年3月期の連結純利益は前の期比48%減の3億5700万円だった。取り扱い貨物の減少に加え、前の期に計上していた株式売却益がなくなった影響で減益となった。売上高は同3%減の131億円だった。

主力の運輸部門は、貨物取扱数量が前の期から10%減り525万トンだった。物価上昇や円安なども背景に、主要貨物である素材原料の需要が落ち込んだ。人件費の増加も利益を押し下げ、運輸部門の営業損益は1億3800万円の赤字(前の期は1億1000万円の黒字)となった。ホテル事業は新型コロナウイルス5類移行による需要回復で、増収増益を確保した。

25年3月期は売上高が3%増の135億円、純利益が同6%増の3億8000万円を見込む。

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