原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物（核のごみ）の最終処分場選びを巡り、佐賀県玄海町が選定の第1段階となる文献調査の受け入れを表明したことを受け、北海道寿都町の片岡春雄町長は13日、「議論の輪が全国に広がり、さらに新しい調査地が出てくることを期待している」とのコメントを発表した。
片岡町長はかねて、次の段階である概要調査に進む際には勉強会や住民投票を実施する意向を示してきた。ただ、同町と北海道神恵内村以外に文献調査の対象地域があらわれない場合はどちらも実施しないとしていた。玄海町の受け入れで「町民対象の勉強会などにより理解を深める取り組みを進めていきたい」とした。
神恵内村の高橋昌幸村長は10日、「日本社会全体で必ず解決しなければいけない重要な課題」とコメントしている。
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