25年3月期は国内外の成長がけん引する

日清食品ホールディングス(HD)は13日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が545億〜575億円(前期比1〜6%増)になる見通しだと発表した。日本基準のベースを含めて過去最高をめざす。即席麺などを手掛ける米国事業に加え、乳酸菌飲料やスナック菓子を手掛ける国内グループ企業の好調がけん引する。

同日、最大200億円の自社株買いをすると発表した。発行済み株式総数(自社株式を除く)の2.03%にあたる620万株を上限に取得する。取得期間は5月14日から11月29日まで。株主への利益還元と資本効率の強化を狙う。

同日発表した24年3月期の連結決算は、純利益が前の期比21%増の541億円だった。海外事業が好調だった。原材料価格の高騰が落ち着きつつあることや製品の値上げも収益を押し上げた。国内の即席めんは日清食品のカップ麺「カップヌードル 具材まみれ」シリーズなどが好調だった。

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