自社のカラオケ店や飲食店の売り上げが増える

第一興商は13日、2025年3月期の連結純利益が前期比4%増の131億円になりそうだと発表した。カラオケの稼働台数が増えるほか、自社のカラオケ店や飲食店の売り上げが増える。賃上げや、駐車場運営会社の買収に伴うのれん償却費用増加などでコストは膨らむものの、店舗関連の特別損失が減少するため。

売上高は4%増の1527億円、営業利益は1%増の188億円の見通し。カラオケ機材の更新や店舗改装の費用が集中する24年4〜9月期は営業減益を見込むが、既存店売上高の伸びが続き10月以降の回復を見込む。

20億円を上限とする自社株買いも併せて発表した。最大で発行済み株式総数の約1%に相当する125万株を買い付ける。

同日発表した24年3月期の連結決算は売上高が前の期比15%増の1467億円、純利益が51%増の125億円だった。カラオケ機器のDAM稼働台数は3月末時点で23年3月末より2%増え、カラオケ・飲食店の既存店売上高は24%増えた。新型コロナウイルス禍前との比較では96%の水準まで回復している。

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